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木質バイオマス燃料は、直接燃焼方式で、木くずや間伐材(森林の育成のために間引きした木材)を燃料として使います。木くずなどは「木質ペレット」という小さい固形状の燃焼物に、間伐材などは粉砕して「木質チップ」等に加工し燃焼効率を高め、バイオマス発電のタービンやボイラーなどで活用しやすくし、エネルギー変換効率を高めます。
殿林では、自社と他社の廃材や未利用材などの木材産業廃棄物を収集し、中間処理加工を行って、木質チップを生産しています。回収、運搬、処理、配送のサプライチェーンを一気通貫で行うことにより、安定的な発電稼働を行っています。
木質バイオマス燃料として、発電所の効率稼働に対応したチップ・ペレットを生産しています。各発電所の稼働に合わせて、用途、発熱量、燃焼制御、供給・調達方法など使い分けています。
木質チップの水分量を調整することにより、一貫して発熱量が高い燃料の生産を実現できます。
燃料加工の過程で水分量や形状を調整することで、燃焼効率をコントロールすることができます。
中間処理工程である原料の粉砕、乾燥、成型といった生産供給体制を整え、生産性を高めます。
発電所に合わせた、チップサイズごとの運搬効率や吸湿・粉塵などの形状ごとの保存方法にて供給します。
チップボイラーやペレットストーブなど大型、小型の幅広い燃焼装置の適合に合わせた燃料供給を行います。
木質バイオマスによる発電は、「未利用木材燃焼発電」、「一般木材等燃焼発電」、「リサイクル木材燃焼発電」の3つの区分によって固定価格が異なるため、生産由来の明確化と適切な分類管理を行う「発電利用に共する木質バイオマスの証明のためのガイドライン」に則り、発電所供給の品質管理を徹底しています。
森林法令に定められた手続きに従って伐採・生産され、直接燃料に加工されたもの
製材・合板などの製品を生産するための加工工場の残材や輸入材
建設工事にかかる資材の再資源などに関する廃棄物
証明書
伐採箇所の区画で分け、単一間伐由来のものと一般木材の仕分けを行う
証明書
保管区域を物理的に分けて明示し、由来の違うバイオマスごとに区分けして扱う
証明書
徹底した分別管理で必ず商流・物流由来の証明を行い、必要な証明書を発行する
木質バイオマス燃料の品質管理のために、分類管理、証明書発行、帳票発行・保管を徹底し、責任者を立て、品質を保持しています。
木質バイオマス燃料の出どころである伐採課程などの、発生元の由来情報を管理しています。
資材収集から発電所への供給までの過程ごとに、取扱い木材の管理と加工の分別を行います。
前工程から受け取った証明書や確認書、入出荷や在庫管理のための書類を保管しています。
認定事業者や認定番号など、販売する木材が特定できる基礎情報の証明書を発行しています。
分類管理、書類管理を実施する上で、職位のある責任者を選定して任せ、品質管理を徹底します。
認定団体への年一回の取扱い実施報告や、様々なケースで認定団体との情報共有を行います。