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バイオマス燃料管理供給事業BIOMASS FUEL MANAGEMENT & SUPPLY

バイオマス燃料供給の
サプライチェーンを構築する
発電所運営

殿林では、廃材・未利用材などの木材産業廃棄物を収集し、中間処理加工を行って木質チップを生産しています。それらを燃料とする各地のバイオマス発電所に供給を行い、発電所稼働のため一気通貫で燃料供給サプライチェーンを構築し、再生エネルギーを活用しています。

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バイオマス燃料供給チェーン

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木質バイオマス燃料の
エネルギー転換

それぞれのバイオマス発電所に合わせた木質バイオマス燃料を提供

木質バイオマス燃料は、様々なエネルギー変換方法によって、直接燃焼・ 熱科学的変換・固形燃料化・生物化学的変換などに分けられ、それぞれの発電所の性質に合わせて供給しています。

木質バイオマス燃料
エネルギー変換チャート

バイオマス燃料

  • 直接燃料

  • 固形燃料

  • 熱化学変換

  • 生物化学変換

  • 光合成水素化

木質チップの形状

  • 薪(まき)
    製造が容易で、樹木の幹、枝、梢、根、小木、江田、柴等から利用。ボイラ投入が人手になり、燃焼効率が低い。
  • チップ
    製造が容易で、ボイラへの自動投入、自動運転が可能。水分により熱量が変動するため、小規模機器などには適さない。
  • ブリケット
    ペレットより大きい円柱状の形に加工した燃料。ペレットとほぼ同様の特徴を持ち、燃焼効率が良く、ボイラ投入にも最適。
  • ぺレット
    大きさが均一で、木質燃料で一番扱いやすい形状。燃焼効率が良く、ボイラへの自動投入、自動運転が可能。
  • 製材端材
    伐採した原木(丸太)を板材や柱材に製材した際、余った丸太の樹皮や端の部分など。ボイラへの自動投入は可能だが、燃焼効率は高くない。

燃料用木質チップの品質基準

  • Aチップ
    樹皮を含む、異物を全く含まないチップ
  • Bチップ
    無垢材、パレット、梱包材などの異物を全く含まないチップ
  • Cチップ
    防腐剤、ペンキ付着物、金属、プラスティック、土砂など異物を含まないチップ
  • Dチップ
    CCA含有物、金属、プラスティック、土砂など異物をほとんど含まないチップ
  • Eチップ
    製造時に発生する副産物が原料の有害物質及び金属を含まないチップ

木質バイオマスの
品質ガイドライン

発電所への安定供給、品質保持のための
バイオマス燃料製造工程を開示

2012年より始まった「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」における木質バイオマス発電。使用する燃料材を「間伐材等由来の木質バイオマス」「一般木質バイオマス」「建設資材廃棄物」に分け、それぞれの電力調達価格等が定められました。バイオマスの識別・証明のための「発電利用に供する木質バイオマスの証明のためのガイドライン」を中心に、木質バイオマス燃料の由来を徹底して辿れるように木材関連事業者による証明書を発行し、安心した納入、燃料の安定供給を進めています。

徹底した木質チップの由来を辿る

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  • 伐採段階の証明
    認定番号や、販売先、木質バイオマスの区分(間伐材由来もしくは一般木質バイオマス等)、伐採許可情報や伐採面積等、木材の伐採段階をさかのぼり、木材の品質証明を行います。
  • 流通加工段階の証明
    加工段階での木質バイオマスの情報の記録、認定番号、販売先、樹種や数量等を管理し、証明書を発行して流通加工段階の状態を伝えます。
  • 受領証明
    正しい証明書の受け渡しを行い、ガイドラインに適切に則った受領証明を提出し、納入前の計画や実績の照合、品質が保持された木質チップを供給します。